ガーデンルーム・テラス囲いの費用と固定資産税

2026年9月28日 確認そとどこ編集部

ガーデンルームとテラス囲いは、LIXILの商品ページにも参考価格が出ておらず、費用は見積りで確かめる必要があります。囲いのないテラス屋根なら、LIXILの参考価格で2間×6尺が30万円台からです。屋根とパネルで三方向以上を囲うと、固定資産税の家屋にあたる場合があります。建築確認は、防火・準防火地域では広さにかかわらず、それ以外でも10㎡を超える増築で必要です。

ガーデンルーム・テラス囲い・サンルーム・テラス屋根の違い

どれも家の外に屋根のある空間をつくる商品です。違いは、周りを囲うかどうかと、どう使うかです。LIXILの商品一覧では、「ガーデンルーム」と「テラス(屋根・囲い)・サンルーム」を分けて並べています。

種類囲い使い方商品の例公開されている価格
テラス屋根なし(屋根だけ)雨よけや、デッキ・テラスの屋根。LIXILはテラスSCを「軒のような空間」と説明LIXIL テラスVS、テラスSC306,200円〜/494,200円〜(LIXIL参考価格)
テラス囲い屋根+パネルで囲う。前だけ囲うハーフ囲いや、囲わないオープン納まりもある雨や花粉を気にせず洗濯物を干す。床に合わせる床納まり、地面に合わせる土間納まりなどLIXIL サニージュ商品ページに記載なし
ガーデンルーム屋根+折戸などのパネル。開け閉めできる夏はテラス、冬は外気から守られた部屋。くつろぐ場所や、室内と庭をつなぐ空間LIXIL ジーマ、ココマ、ガーデンルームGF商品ページに記載なし
サンルームガラスで囲う日光浴や洗濯物干しに使う「セカンドリビング」。呼び方は会社によって違う(下の説明)会社により、テラス囲いやガーデンルームの商品を指す商品による
  • ガーデンルーム(ジーマ):LIXILは「夏は風通しのいいテラスとして冬は外気から守られたガーデンルームとして」使えると説明しています。折戸パネルで、全部開けることも全部閉めることもできます。屋根は、内天井付きの軒ルーフと、透明なポリカーボネートの採光ルーフから選びます。
  • ガーデンルーム(ココマ・GF):ココマは、ガーデンルームタイプ、両横を開けたサイドスルータイプ、オープンテラスタイプの3つです。ガーデンルームGFは、床板を人工木デッキかタイルデッキから選べます。
  • テラス囲い(サニージュ):LIXILは「雨や花粉を気にせずに洗濯物が干せる」テラス囲いとしています。上下に動かせる物干しが付き、床納まり・土間納まり・バルコニー納まりなどに対応します。
  • サンルームという呼び方:LIXILのコラムは、サンルームを「ガラス窓に覆われながら庭先にせり出したスペース」とし、軒ルーフ・採光ルーフ・折戸パネルといったガーデンルームと同じ特長で紹介しています。札幌のエクステリア激安館は、サンルームを「日光浴するためのガラス張りの部屋」と説明し、LIXILのジーマを挙げています。見積りを比べるときは、呼び方ではなく商品名とタイプで比べると確実です。

出典:LIXIL「ガーデンスペース」商品一覧、LIXIL「ジーマ」、LIXIL「ジーマ 特長」、LIXIL「ココマ タイプ紹介」、LIXIL「ガーデンルームGF」、LIXIL「サニージュ」、LIXIL「テラスSC」、LIXIL「サンルームとは?庭とリビングを繋げるもう一つの部屋。」、エクステリア激安館「サンルーム」(いずれも2026年9月28日確認)。

ガーデンルームの費用とテラス囲いの費用(公開価格の例)

LIXILの商品ページで確認できた参考価格です。テラス屋根には参考価格が出ていますが、テラス囲いとガーデンルームのページには金額がありませんでした。参考価格には、税や工事費を含むかどうかの記載がありません。

商品大きさ・仕様参考価格税・工事費
LIXIL テラスVS(テラス屋根)2間×6尺、F型、テラスタイプ、一般ポリカ、900タイプ306,200円〜税・工事費の扱いはページに記載なし
LIXIL テラスSC(テラス屋根)2.0間×6.0尺、アルミ形材色494,200円〜税・工事費の扱いはページに記載なし
LIXIL サニージュ(テラス囲い)—記載なし見積りで確認
LIXIL ジーマ(ガーデンルーム)—記載なし見積りで確認
LIXIL ココマ(ガーデンルーム)—記載なし見積りで確認
LIXIL ガーデンルームGF—記載なし見積りで確認

そとどこの掲載店のうち、編集部が確認した会社のサイトでも、ガーデンルームやテラス囲いの商品ごとの価格は見つかりませんでした。名古屋エクステリアは、価格は施工内容やデザイン、資材の価格などで変わるとして、現地調査と見積りを無料で行うと案内しています。扱っている商品や施工例は、次の掲載店のサイトで見られます。

見積りを比べるときは、商品名とタイプ、間口と出幅、床(デッキか土間か)、屋根材、耐積雪をそろえて見ます。ガーデンルームの床をデッキにする場合の材料の違いは、ウッドデッキの費用:天然木と人工木の違いにまとめています。

出典:LIXIL「テラスVS」、LIXIL「テラスSC」、LIXIL「サニージュ」、LIXIL「ジーマ」、LIXIL「ココマ」、LIXIL「ガーデンルームGF」、名古屋エクステリア「ガーデンルーム/テラス屋根」、森造園、エスコ、オールグリーン「ガーデンルーム・テラス屋根」施工例、ガーデンギャラリータケウチ「ガーデンルーム特集」(いずれも2026年9月28日確認)。正確な金額は見積りで確認してください。

ガーデンルームの建築確認(10㎡と防火地域)

福岡市は、柱または壁と屋根があるものは、建築基準法で原則として建築物になると案内しています。テラス屋根、テラス囲い、ガーデンルームは、どれも柱と屋根があります。札幌市は、土地に定着し、屋根と柱か壁がある場合は建築物にあたり、建築確認申請が必要としています。例外は、防火地域・準防火地域の外で行う10㎡以内の増築です。

場所・工事広さ建築確認申請
防火地域・準防火地域広さにかかわらず必要
上記以外の地域(増築)10㎡を超える必要
上記以外の地域(増築)10㎡以内不要(建ぺい率などの決まりは守る)
新築広さにかかわらず必要(福岡市の案内)
  • 広さは屋根の先端まで:福岡市は、床面積は屋根の先端まで含めて測るとしています(柱がある場合は柱の中心線まで)。上の参考価格の大きさ(2間×6尺)は、1間を約1.82mとして編集部が計算すると約6.6㎡の目安です。10㎡以内でも、防火地域・準防火地域なら申請が必要です。
  • 申請が要らなくても決まりは同じ:福岡市は、確認申請が要らない場合でも、建ぺい率・容積率に合わせること、柱をコンクリートの基礎にしっかり固定することを求めています。
  • メーカーの申請書類:三協アルミは、テラス商品の建築確認申請に使う書類を公開しています。あわせて、設置場所や用途によって自治体の判断が分かれることがあるため、申請の窓口に確認するよう書いています。

建ぺい率の考え方などは、カーポートの建築確認と固定資産税でくわしく説明しています。

出典:札幌市「Q&A/よくある質問と回答」3-9、福岡市「プレハブ物置・カーポートを販売されている事業者様へ ご注意ください!!」(PDF)、三協アルミ「テラス建築確認申請書類ダウンロード」(いずれも2026年9月28日確認)。

サンルーム・ガーデンルームの固定資産税

固定資産税で「家屋」として課税されるのは、次の3つの要件を満たす建物です。屋根と柱だけで壁のないものは、1つ目の外気分断性がありません。仙台市は「周壁のないカーポート」は家屋としての課税対象にならないと案内しています。一方、大分市は、三方向以上を壁で囲われているものなどを外気分断性がある例としています。

要件内容テラス屋根テラス囲い・ガーデンルーム
外気分断性屋根と周りの壁(三方向以上を壁で囲うなど)があり、風雨をしのげる空間があること周りに壁がないため、あたらない家の外壁とパネルで三方向以上を囲うと、あたりうる
土地への定着性基礎などで土地に固定され、続けて使える状態であること柱を基礎で固定すれば、あたる基礎で固定していれば、あたる
用途性住む、作業する、物をしまうなどの用途に使える状態であること屋根の下を雨よけに使う洗濯物干しやくつろぐ部屋として使える
  • 囲うと家屋になりうる:家の外壁に付けて前と横をパネルで囲う形では、三方向以上を囲うことになります。さらに基礎で固定し、洗濯物干しやくつろぐ場所として使えるなら、3つの要件にあたる可能性があります。
  • 小さくても対象になりうる:大分市は、3つの要件を合わせて判断し、数平方メートルの増築や小さな物置も課税の対象になる場合があるとしています。
  • 事業に使う場合:仙台市は、家屋にあたらなくても、事業用なら償却資産として課税される場合があるとしています。

囲い方や開け閉めできるパネルの扱いは、自治体の判断によります。付ける前に、市区町村の固定資産税(家屋)の窓口に、商品の図面を見せて確認すると安心です。

出典:仙台市FAQ「車庫、物置、倉庫等には課税されますか。」、大分市「課税の対象となる家屋」、札幌市「家屋の固定資産税・都市計画税」(いずれも2026年9月28日確認)。

札幌など雪の多い地域での耐積雪

屋根のある商品は、雪の重さに耐えられるかが大切です。札幌市の建築確認申請の手引きは、垂直積雪量(設計で見込む雪の深さ)を1.4mとしています。南区の定山渓や小金湯など一部の地域は1.9mです。

  • テラス屋根:LIXILのテラスVSは、耐積雪(耐えられる雪の深さ)が30cm・50cm・100cmの3タイプです。風には基準風速46m/秒に対応しています。
  • ガーデンルーム・テラス囲い:ジーマ・ココマ・サニージュの商品ページでは、耐積雪の数値を確認できませんでした。カタログか施工会社で、積雪タイプを確かめます。
  • 北海道での設置:エクステリア激安館は、耐積雪に対応したサンルームがあること、北海道では設置場所の確認が必要なことを案内しています。
  • 雪の重さは雪質で変わる:三協アルミは、同じ深さでも新雪・締まった雪・ざらめ雪で重さが変わると説明しています(カーポートの選び方のページ)。

家の屋根から落ちる雪が、テラスやガーデンルームの屋根に当たる場所もあります。設置場所と雪下ろしの方法は、見積りの段階で施工会社と決めておくと安心です。

出典:札幌市「建築確認申請の手引き」p2-97(PDF)、LIXIL「雨よけとしてだけじゃない。ウッドデッキに屋根があると、もっと生活が快適に」、LIXIL「テラスVS」、エクステリア激安館「サンルーム」、三協アルミ カーポートの選び方(積雪)(いずれも2026年9月28日確認)。

外構工事全体の費用は外構工事の費用の目安にまとめています。